
油彩画
巡り
「巡り」というこの絵の題名は、ピサンカ(彩色卵)に描かれた象徴——火と太陽と運動の印である「スヴァルハ」——に由来しています。反転した(左向きの)スヴァルハは、日の入り、冷たい女性的なエネルギーを象徴します。ピサンカという営みは、トリピリャ文化の時代から人類に知られてきました。ピサンカは、異教の太陽、春、自然の再生の名残です。私たちの祖先は、ピサンカには善、幸福、愛、そして豊かさをもたらすという特別な使命を帯びた、不思議な魔法の力が宿っていると信じていました。ピサンカを持つ女性を背に、私は鳥を描きました。伝説によれば、人々にピサンカを運んできたのはほかならぬ鳥だからです。私たちの祖父母や曾祖父母は、渡り鳥は私たちよりも多くのことを知っていると信じていました——命の秘密や、温もりと命が生まれる場所を知り、どこへ飛び、いつ帰るべきかを知っている、と。なぜなら鳥はその身に卵を宿しているからです。卵は太陽と、誕生と、復活の象徴なのです。女性はポルタヴァ地方の晴れ着をまとっています。ポルタヴァ刺繍の特徴は、植物文様と幾何学文様を組み合わせること、そしてパステル調の色糸を用いることにあります。
- 技法
- キャンバス、油彩
- サイズ
- 60x80
- 制作年
- 2016



